屋根塗装工事の工程
当ページでは屋根塗装工事の工事工程について解説いたします。
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近隣への挨拶
工事のスタートは近隣への挨拶からスタートします。
屋根塗装工事が始まると連日に渡り業者が立ち入ります。
外壁塗装工事に比べると工事の時間は短い事が多いです。
いずれにしても屋根塗装工事は作業中の騒音、塗料の臭い多少なりとも迷惑は掛かります。
外壁塗装工事と同様、近隣への挨拶は必要となります。
トラブルにならない様、事前に近隣の方へ説明して理解してもらう必要があります。
ほとんどの塗装業者は挨拶まわりをすると思いますが、近隣の方が不在の可能性もありますので念の為、ご自身でも挨拶しておくとよいでしょう。
足場設置
札幌の住宅は無落雪の屋根も多い為、足場を設置しなくても施工できる場合もありますが、
あくまでも足場がない状況で塗装する場合は安全に作業ができる場合のみです。
足場は安全で丁寧な作業をする為に設置します。
足場設置には免許が必要なので塗装をする業者ではなく、だいたいは足場専門業者が足場を設置します。
足場設置工事は単管などを使う為、騒音が響いてしまいます。
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高圧洗浄
高圧洗浄は屋根に付着した汚れ(砂、ホコリ、コケ、サビ)などを落とす為に行う作業です。
塗装をする前に必要な工程となります。
屋根全体を洗う作業になる為、しっかりと乾燥させてから次の作業へ進みます。
高圧洗浄はエンジン式のものを使用する事が多い為、エンジン音が響きます。
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下地処理(ケレン作業)
札幌の住宅屋根の9割近くは板金屋根(鋼板)でできています。
よって鉄部を塗装する工程となります。
ケレン作業とは研磨作業の事です。
高圧洗浄でも取り切れないサビを落としたり、旧塗膜を剥がす作業になります。
目粗しといって板金に細かいキズをつけ、塗料の密着を良くさせる効果もあります。
下地処理の作業をしっかいりしないと、浮いているサビや旧塗膜から一緒に剥がれてきてしまうので大事な作業となります。
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養生
養生は塗装をしない部分に塗料がつかない様にビニールなどで保護していく作業です。
外壁塗装ほど養生する箇所は少ない事が多いですが、外壁塗装同様に塗料がつかない様に養生します。
塗装の見切り箇所などにまっすぐテープを貼る事で綺麗な見切りのラインができます。
下塗り
板金屋根(鋼板)の下塗りはサビ止め塗装になります。
サビ止め塗料には金属の腐食を防ぐ効果と塗料の密着性を高める効果があります。
下塗りがおろそかになると塗膜の剥がれや艶ムラなどが発生する為、塗装作業で重要な工程となります。
※錆止め塗料はエポキシ樹脂系ですが種類はさまざまです。
下地の状態にあった塗料を選択する必要があります。
錆止め塗料は紫外線に弱い為、次の中塗りの工程が必要となります。
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中塗り
外壁塗装と同様、中塗りは塗膜の厚みを確保し、綺麗な仕上がりにする為の作業です。
中塗りは上塗りと同じ塗料を使用する事が一般的です。
塗膜の厚みを確保する事で本来持っている塗料の性能を発揮させる事ができます。
塗料のほとんどが中塗りと上塗りをする事で塗料の効果と耐久年数を実現させる塗料設計となってます。
上塗り
外壁塗装と同様、上塗りは外観を綺麗に仕上げる為の最終工程です。
人が直接目で見える部分になります。
最終工程になる為、この工程で失敗すると、元もこもありません。
下塗り・中塗りをしっかりとした上で綺麗な仕上がりになるよう塗装します。
養生剥がし 掃除
塗装前に養生したものを剥がします。
屋根全体を確認し、塗料の付着や汚れている所はないか、ゴミは落ちていないか見ていき掃除します。
同時に塗り残しがないか、ダレなどがないか確認していきます。
あればタッチアップなどで手直しします。
屋根塗装は足の踏み場が屋根面になる為、塗装をして完全に塗膜が硬化するまで登れません。
その為、上塗り時に同時に行っていくことがあります。
工事完了検査
工事完了検査は塗装作業が完了した際の最終チェックです。
塗装作業員はチェックをしていますが、最終問題ないかを確認していきます。
この際はご自身も一緒に立ち会う事をおすすめします。
仕上がり、塗り残し、塗料の飛散など問題ないか確認します。
足場解体
工事完了検査も終わり問題なければ足場の解体です。
足場の解体は再度足場業者が解体しにきます。
足場の設置時より作業は早く終わる事が多いですが、設置時同様に単管などの騒音が響きます。
引き渡し
Before
After
無事塗装工事が終了し、お客様と業者が共に納得した上で引き渡しとなります。
近隣の方にご迷惑をお掛けした謝意を伝えるため挨拶に行き終了します。