塗装工事

塗装工事は住宅の外壁や屋根などを塗料で塗り替える工事の事です。
塗装工事は単に住宅の美観が変わるだけではなく塗装工事をする事によって大切な住宅を保護し老朽化を遅らせる為の住宅メンテナンスで最も効果的なものです。

塗装工事が必要な理由

札幌の住宅に使用されている外壁材は窯業系サイディング、金属サイディング、モルタル壁、ALC壁、木材とほとんどの外壁材は定期的な塗装が必要になります。

屋根材も同様にトタン屋根、ガルバリウム鋼板と定期的な塗装が必要になります。
なぜなら外壁や屋根は紫外線や雨風の影響により日々痛み続けているからです。

例えば木材などの家具を室外と室内に置いた場合、驚くほど室外の方が劣化は早いです。
外壁や屋根も室外の環境です。


外壁や屋根は過酷な状況に日々おかれています。

住宅に塗装工事が必要な理由は大きく分けて3つあります
その理由は下記の通りです。

外壁・屋根の外観を蘇らせる為(イメージチェンジもできる)

経年劣化により外壁や屋根のダメージも大きくなり共に汚れの付着も多くなります。

外壁や屋根のダメージが大きくなると色あせなどが発生し、汚れのコケ、カビなども付着しやすくなり住宅の外観が古く見えたり、汚く見えてきてしまいます。

定期的に塗装工事をする事で綺麗な外観を保つことができます。
また色を変える事により家の外観の雰囲気を変える事もできます。

外壁・屋根の保護の為

外壁や屋根を塗装する事により外壁材や屋根材が塗膜で守られる為、素材自体の痛みを軽減でき長持ちさせる事ができます。

塗料には耐候性、防水性、低汚染性などの効果もあります。

塗装工事は塗るだけの工事と思っている方がいるかもしれませんが、外壁のひび割れや亀裂、外壁と屋根のコーキングの劣化など雨水の侵入してくる可能性がある場合は補修をした上で塗装をするので外壁材や屋根材だけでなく、その中の下地材や躯体自体も保護する事ができます。

お家の経済的な為

塗装工事には限界があります。劣化が激しく進むと塗装では対応できない場合があります。

外壁がボロボロになり塗装できない状態になると外壁を張り替えしなければなりません。

屋根の劣化が激しくなり、すがもれや雨漏りをしてしまった場合、屋根を張替えなければ直りません。
外壁・屋根共に塗装より張替えの費用の方が金額がはるかに高くなります。

張替えを余儀なくされる前に塗装で既存の外壁材や屋根材を維持する事で経済的にも良くなります。

上記3つの理由から塗装工事は早めに検討する事をオススメします。

塗装工事の工法

札幌の住宅で外壁塗装・屋根塗装をする際の施工方法は
刷毛塗り工法、ローラー工法、吹き付け工法の主に3種類で行います。

刷毛塗り工法

刷毛塗り工法
刷毛塗り工法

刷毛を使用して塗料を塗っていく工法で、外壁や屋根などの細かい部分で使われる方法となります。
刷毛はサイズ、毛の種類などさまざまなタイプがあり、塗料の種類や塗る箇所の状況によって使用する刷毛を選択します。

ローラーで塗料を塗れない箇所を細部まで塗れるのが特徴です。


メリット

複雑な形状や隙間など細かい部分を塗れる
塗料の飛散が少ない

音が出ない


デメリット

時間がかかる。
塗料によっては塗膜に刷毛目が出る

ローラー工法

ローラー工法
ローラー工法

ローラーを転がしながら塗料を塗っていく工法で、外壁や屋根など広い部分で使われる方法となります。
ローラーにも刷毛同様にサイズや毛の長さ、毛の種類などさまざまなタイプがあり、塗料の種類や塗る箇所の状況によって使用するローラーを選択します。

広い面を一気に塗装できるのが特徴です。


メリット

広い面積を短時間で塗れる
塗料をムラなく均一に塗れる
飛散が少ない
音がでない


デメリット

細かい部分は塗れない
刷毛よりは塗料の飛散が多い

吹き付け工法

吹き付け工法
吹き付け工法

スプレーガンを使用し塗料霧状に吹き付けていく工法で、札幌の一般住宅の塗装では上記2種類の塗装工法を採用する事がほとんどです。吹き付け塗装は刷毛やローラーでは仕上りが悪くなる場合や新築時に吹付塗装で模様付けされている壁(吹き付けリシン、吹き付けスタッコ、吹き付けタイルなど)の塗膜が剥がれ、補修跡を目立たせたくない時に使われる方法となります。

仕上がりが一番綺麗になるのが特徴です


メリット

仕上りが綺麗
広範囲を早く塗装できる
細部まで塗装ができる


デメリット

塗料の飛散が多い
養生が増える
機械を使用する為、エンジン音がする


注意 
吹き付け塗装は早く塗装ができますが、それは塗装をする時の早さであり、一般住宅の塗装工事全体として見た時にそうとは限りません。
塗料飛散を防止する為に養生の量が増える事から手間もかかります。他サイトではコストが削減できるなどと記載している事が多いですがあくまでも工場など広い面積の場所に限ります。

札幌の一般住宅の場合、住宅街も多い為、塗装工事全体で見た時に吹き付け工法は逆に割高になるケースも多いです。

塗料の飛散、騒音のデメリット(近隣への被害の可能性)などを考えると刷毛とローラーを使用した工法が札幌の住宅で一番適していると言えます。

塗装工事は天候に左右される

外壁塗装・屋根塗装などの塗装工事は天候に左右されてしまう工事です。

塗装工事の作業に最適な天気は晴れもしくは曇です。

雨、雪、強風などの天気の場合、塗装工事の作業はできません。

なぜなら【天気・気温・湿度・時間帯】の4つの条件をそれぞれクリアしていなければ本来もつ塗装の効果を発揮できなくなり施工不良の原因となってしまうからです。

具体的には「湿度が85%以上、気温5度以下」では塗装してはいけません。
これは各塗料メーカーの示している規定で塗料の取り扱い説明にも記載されています。

当然、悪天候が続くと工期は長引き、天候が良ければ工期は短くなります。

塗装工事は本来持つ塗装の効果を十分に発揮できなけば意味がありません。
その中で最も重要なのは塗装業者選びとなります。

天候や条件を守り、その状況に合わせ適正な塗装工事ができる塗装業者を選択しましょう。

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